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2014/10/16

食事用・子ども椅子・2

前回に続きまして、今回も「子ども椅子」。

今回は、使い始めて約1ヶ月の、率直な感想&使用実感です。

1才の誕生日を機に、息子に子ども椅子を作り贈ったわけですが、

だいぶ、落ち着いてきました。

作るに到るまで、わたしたちなりに、他のものと使い比べをしたり(外食事など)、

いままで使っていたメーカーさんの椅子で、不便と感じる点は何だったのか。

そんな点を踏まえ、考えたことです。

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● 座面の硬さ

メーカーさんのもの → 薄くクッションにはなっているけれど、下のプラスチックの硬さは感じる。

外食事に使ったもの → 手入れのしやすさから、ウレタン塗装の木の座面のものが多く、やはり硬さと、ツルツル滑るなあ、の印象。

● ダイニングテーブルとの高さ

外食事に使ったもの → もう仕方ないんだろうな、のレベル。(子ども椅子といっても、使う年齢の幅は広いので)テーブルが高すぎて、「立って食べるしかない」と本人も思ったようなものも多数あり。

● 椅子に付属するテーブル

メーカーさんのもの → 便利に使える時期もあるけれど、自己主張が強くなってからは(前回のブログ参照)ジャマになってしまう。

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そして、作る。

● 座面は普通の大人椅子と同様、クッション性を持たせる。

→ おお!と思ったくらい、しっくりと落ち着いて座ってくれました。

● ダイニングテーブルと椅子の高さを合わせる。

→ 実際に使っているダイニングテーブルに合わせ、椅子の高さを考えて作ることができるので、伸びあがって物を取ろうとせず、物を近くに寄せてあげると自分で自然と持つようになりました。

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● 転げ落ち防止の肘掛けの大きさを考慮する。

→ メーカーさんのものは、椅子自体がとにかく大きかった。

しかし、自宅で使うテーブル&ダイニングの広さを考えると「大きければいい」ではなく、極力サイズは抑えて作りたかった。

コンパクトでありながら、転げ落ちるような不安な感じはないです。

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前回のブログでも、子どもの集中できる時間はわずかだ。

と書きましたが、息子もそうです。

好きなものが食卓に出ているときは、夢中で食べていますが、

食べづらいもの、あまり食べたくないときは、ぐずぐずしたり。

あと、食べ終わると(もう食べませんの意思表示のときも)、立ちたがります。

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以前使っていた椅子の頃とくらべると、立つ回数はだいぶ減りました。

立つと困るのは、危険でもあるからです。

あと、「食」に対する、しつけとマナーでもあると、わたしは考えています。

子どもが喜んでいるから、それでいいや。

と、暴れて走り回って食事させたり、

テーブルの上にのぼってきても、仕方ないや。

と、眼をつむったり。

たしかに、「子どもだから仕方ないや」の部分は、食事においてだけでなく

たくさんの場面においてあらわれます。

それを「もの」のせいにすることは、簡単です。

このテーブルがダメ、椅子がダメ。

でも、すべての機能・希望を盛り込んだ道具や物が、

普通の暮らしに、フィットするか?

と、思うんです。

すべての欲しい機能が盛り込まれていて、とても大きくて重かったらどうだろう。

「自分だったらどうだろう」

の、等身大の自分に置き換えて考えて作ったのが、この子ども椅子なんです。

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作って、使ってみて、素直に、あ~、よかったなあ。

と思います。

座面に、お尻がフィットする柔らかみがあるだけで、

こんなに落ち着いて座ってくれるんだなあ。

が、最初に感じた、うれしい感想です。

あと、単純なんですが、

椅子に座る = 食事が始まる

空腹でぐずぐずしていた息子も、椅子に座らせるだけで

「しゃん」と、する。

行動の流れというか、パターンが

息子の身にも染み付いてきたのかなあ。

そんな印象があります。

でも、使い始めて、まだ1ヶ月。

まだまだ、これからなんだろうなあ。

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では、最後に

この「子ども椅子」が、どのように「大人の椅子」に変貌をしていくのかです。

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お子さまの成長に合わせて、椅子の脚をカットし、

足置き台を下げていきます。

市販のものは、予めたくさんの溝や、たくさんの穴があけられている状態ですが、

ここは、お店と工房が一緒になっていますので、実際に、測り、様子を確認して、高さの調整をしていきます。

足置き台を下げていくことで生じる穴を埋めるダボが、

成長のしるしの、アクセントに。

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肘掛けが必要のない年齢になった頃、

座面を大人と同じものに作り替えます。

不要になった肘掛は、

ご希望に応じて、本立てになります。

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不要になった → 捨ててしまう

ではなく、成長のしるしとして残して、

新たに使えるものに生まれ変われたら、うれしいなあって思うんです。

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ベルトも、ご希望に応じてお付けします。

この「子ども椅子」

使用年齢は、「1才前後から」を想定していますが、

もちろん、それ以降の年齢から使うことも可能です。

(椅子の脚の長さ、足置き台の位置等を調整して、お作りします)

その際、「ベルトって必要かな?」と。

あと、おまけ。

椅子の強度を保つための構造を、「使える」ものに。

座面の下に浅い棚ができています。

新聞や雑誌を、さっと置いておくスペースにもなります。

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と、まあ、なんやかんやといろいろ書いたところで、

実際に、お子さまが、座ってみないことには、わからない。

と思います。

ぜひ、どんどん、試しに座らせてあげてください。

(たまに、息子が、昼食時やおやつの時間に使っていることもありますが…)

パッと座らせただけでは、おそらく、

お子さまの「反応」を見ることは難しいと思うので、

ぜひ、ゆっくりと。

どうぞ。

子ども椅子と並んで、

成長した、大人椅子も並んでいます。

そう。

いつか、きっと、この大人椅子に座るようになる

「ひと」に、成長していくんだろうな。

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majakka 「家具+額縁」

http://kagu-majakka.com/

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