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2014/05/04

子ども家具

majakkaのブログは、2つあって

ひとつは、このブログ。

もうひとつは、「家具ブログ」。

家具ブログが立ち上がる前は、このブログでも家具のことを書いていたけれど

いまは、両方で同時に「家具!家具!」

言う必要はあるのかな?

と考え、正直、こちらでは、すっかり家具のことを書かなくなった。

なぜなら、このブログを書いている人間は

家具を作ってはいないからだ。

ご存知のかたは、ご存知。

もう何度も言うでない。

と思ってらっしゃる方もいるだろうけれど、

「お店のブログ」

と言いながら、お店のこととは関係ないことも含め

書いているのは、額縁屋だ。

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さて、そんな額縁屋が珍しく、

今回は「家具」のことを書くという。

年が明けてから、新学期が始まるまでに、

タイトルどおり、まさに「子ども家具」

学習机とランドセルラックのご注文をいただいた。

2年前、このお店を始めてからすぐも、そのようなご注文やお問い合わせ、ご相談など、

いただいてはいたけれど、ほかの家具と比べると

抜きん出て多いという印象はなかったし、

作り手である私たちにとっても、

定番!お得意!

じゃんじゃん作ります!

なジャンルのものではなかった。

というのも、とても難しかったのだ。

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「子ども家具」=かわいらしい家具

かわいければ、子ども家具だよね?

かわいければ、きっと、おじいちゃん・おばあちゃんも喜んで買ってくれるよね?

そんな、見た目ばかりのデザインや、形で

「子どものための家具」と定義し、なぜか、定着させている風潮。

それに疑問を感じていたのだ。

あと、違和感も。

だから、難しかったのだ。

本当に、それでいいのだろうか?

作って・売って、よく売れれば、「商売」としては成功なのかもしれない。

もちろん、そのようなものを望んでいるお客様にとっても

うれしいお買い物なので、決して否定はしない。

でも、それを、私たちもやる必要があるのだろうか?

私たちは、ずっと、それを悩み・考え続けていたし、

いまだって、明確な導かれるような答えなんてない。

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しかし、子どもが生まれて、「子ども」が具体的な存在として

私たちの前に立ちはだかっていると、

難しい云々以前に、

いままでとは明らかに違う「踏み込める」領域がある。

ことに気づいた。

この写真は、お店での息子の居場所。

Dscn2618

居場所を作るために材を厳選して、切り出して、時間をかけて作り上げたベッドではない。

それをするのは、お客さまの家具や額縁を作るときだ。

可能な限り、余っている材・余っているサイズで

ダンナが工夫して、仕事の合間に短時間で作ったベッドだ。

よく見てほしい。

この「家具」かわいいですか?

これは、まさに先に述べた「子ども家具」だ。

なんだろう、この荒々しい車輪 ← 余っていた

子どものサイズと全然あってないやん。

でも、お客さま含め、みなさんおっしゃってくださる

「わあ、このベッドかわいいですね」

荒々しいベッドですが、かわいいのです。

それは、たぶん、「この人」が使っているから、かわいいと思うんです。

もちろん、この人が、ここに居ないことも多々あります。

それでも、無人のベッドを見て

お客さまは、「かわいい」と。

おそらく、居なくても、

「これは、小さな子どもが使っているんだな」

その気配とリアルさを感じてくださっているから

自然と「かわいい」という言葉がでるのかな?

と思っているのだ。

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そう考えたとき、子ども家具のデザインや形は

絶対的にかわいい必要はなく

使い手が、喜んで使えるのであれば

それは、作りものとして、「良い」のではないかな?

と考えているのだ。

先に出た、「踏み込める領域」とは、

具体的に使ってみる・使ってくれる、この人の登場が

私たちにとっては、非常にありがたいのだ。

0歳といえど、好き嫌いもハッキリしている。

気に入らないものは、気に入らないのだ。

見ていて非常に、わかりやすい。

大人の好き嫌いは、どこか、いらん感情も入ってくる。

お世辞だったり、気の遣いあいであったり、

子ども家具のリサーチをするには、

そんないらん感情では、なかなか本質は見えてこない。

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今回、納品させていただいた「学習机」、

そして、「ランドセルラック」。

どちらも、子どもという時代を卒業しても

家族とともに在り続ける家具なんだろうな、と思う。

それは、たんなる「形がかわいいから」だけで選んだ

大人よがりの選択の「子ども家具」ではなく、

いつまでも、ともに成長してもらいたい。

そんな、お子様へ贈るご両親の想いを、かたちにすると、

決して、変に「かわいい」姿・色・形をした、子ども家具を贈る必要はないと思うのだ。

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いたって、シンプルです。

大人サイズの机なので、一緒にお作りした椅子の脚は高く。

成長とともに、脚をカットしていくことで、

いつしか、大人サイズの椅子に座る

大人に向かっていく、お子さまの姿があるはずです。

201442813552gbomb

納品と同時に、さっそく、使っていただくご本人が

ランドセルより先に、大切なウルトラマンを

ビシッ!と飾ってくれました。

リビングに置かれたランドセルラックは

これから、暮らしの真ん中、リビングで

お子さまだけでなく、家族みんなとともに、過ごしていくことになります。

どちらも、私たちにとっては、

「かわいい」家具です。

そうです。

お客さまの想い、

実際に使うお子さまの姿が、かわいいのです。

私たちmajakkaから生まれる、子どものための家具は、

シンプルで

無骨です。←息子の使っているベビーベッドしかり

お客さまの想いが、そこに重なるはずなので

ごてごてデコラティブにする必要はないと

思っているんです。

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majakka 「家具ブログ」

http://kobe.areablog.jp/majakka

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こちらは、ホームページです

majakka 「家具+額縁」

http://kagu-majakka.com/

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コメント

こんにちは。
いつもありがとうございます!!

「これは私のもの&場所」というのは、きっと、うれしいんでしょうね。
そんな姿が伝わってきます。

楽しい毎日のサポート役として、子ども家具がんばります!

投稿: majakka | 2014/05/12 09:04

娘も元気に小学校にいっております。
最近は、自分で学習机を整理して、
翌日の学校の準備をしたりと、小学
生になって少し成長してます。

投稿: 岸田 | 2014/05/12 00:19

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