« 音楽・産休編 | トップページ | 産休→育休 »

2013/08/30

ダース・ヴェイダーという父親

書店にこの本が並んだときから立ち読みを繰り返し、

今回、この長い産休を機に、ようやく手にしました。

「ダース・ヴェイダーとルーク(4さい)」

スター・ウォーズ。

というより、むしろ、ダース・ヴェイダー好きの自分としては

ほほえましくて、ほほえましくて、

どうしようもない絵本。

と。出だしは、映画の話?

と思いきや、いやいや違うんです。

013

ニンプ10ヶ月、臨月に突入しまして、

日々、ぼちぼちと考えるんです。

たとえば、漠然と

「父親も子育てに参加しましょう」

と言われても、なんのこっちゃ?

母親ひとりに子育てを任せっきりで、

それではダメでしょう。

手伝いましょう。

少しでも、奥さん・お母さんの負担やストレスを軽減させましょう。

と、なってる部分もあったり、なかったり。なんだけど、

否。

ワタクシは、そうではないと思うんです。

今回は、そんな「父と子育て」について

もの申したい。の回です。

はい。男性陣、逃げないで、逃げないで。

きいて、きいて。

----------------------

さて、「やれ!」と言われても・・・

当然、ここで男性陣は反発します。

「仕事があるじゃないか」

「じゃあ、誰が外で仕事をしてくるんだ?」

と。

たしかに、たしかに。

母から話を訊けば、

当時、ワタクシたちがブヨブヨだった頃ですね、

父は、全く子育てなんてしてなかったといいます。

まあ、時代背景もあります。

おそらく、オムツだって替えたことはないと思うんです。

いまさら、それを、どうこう言ったところで

なんにもなりませんし、それは仕方のないことです。

子育てというのは、

上にも書いた、オムツを取り替えたり、ミルクを飲ませたり、風呂に入れたり、

そういうこと「だけ」ではないと思うんです。

自分のことを思い出してみてください。

ある程度の年齢になったら、

自分で食事は出来るし、服も着れるし、やろうと思えばいろいろできていたはずです。

つまり、子どもの世話をする。面倒をみる。出来ない部分を補うのが親の役目。

というわけではないと。

ある程度のことができるようになっても、

子どもは子どもです。

大人になっても、そう。

あなた(父親)の子どもなんです。

----------------------

家事にしても、こういった「子どもの身の回りの世話」にしろ、

きっと、いくつものことを同時にこなせる能力を持った女性の方が、得意なのかもしれません。

その姿を間近で見ていれば

多くの男性は、

「自分は、やらんでもいいだろう」

と錯覚してしまうのかもしれない。

そんな思いが、徐々に積み重なれば、

必然的に、自分が子どもを育てる場所や位置を見出せないまま、

子育てを、いつの間にか母親にだけ預けてしまう男性は少なくないと思うんです。

----------------------

はい。ここから体験談。

と言いますか、ワタクシの観察眼でとらえた「父と子」です。

先日、10才ほど年齢の離れた従兄弟がやってきました。

若くして結婚をして、

現在、7歳と5歳の男の子の父親になっていました。

彼と最後にお会いしたのは、

彼が小学生の頃。

大人にはなっていたけれど、雰囲気は小学生の頃のままでした。

人見知りせず、よく喋る子でした。

さて、

親子、家族の雰囲気を見ていると、

「きちんとしているなあ」

という印象を受けました。

じゃあ、なにが、「きちんと」していると響いてきたのかといえば、単純なことです。

親が、うながさなくても

挨拶をして、自分で自己紹介をして、「ありがとう」が言える。

それは英才教育でも、なんでもないんです。

きっと、常日頃、親の言うことを子どもが耳にして、

それを自然と「自分の言葉」として、

子どもが発言できているのです。

しつけでもなんでもなく、

日々の「会話」のなかから生まれてきているんだな。

その自然さがダイレクトに伝わってきました。

----------------------

ここからは、勘なのですが(産んでないから、まだわからないの)

子どもは、おそらく父親より、母親を先に「認識」すると思うんです。

匂いや音や触感。

「そう、これこれ」みたいな。

そりゃそうだろう。

10ヶ月、お互い無言だけど(せっせと話しかけている人もいるのかな?)おなかの中に入れていて、

その時点からコミュニケーションをとってるわけでしょう。

逆に、産まれて数ヶ月の子どもにしてみれば、父親の存在は

( ゚д゚)・…ポカーン

?????( ゚д゚ )アンタ、ダレヨ?

父親にしても、( ゚д゚)・…ポカーン

お互い「あんた、誰よ」な、わけでしょう。

こんな状態であれば、当然、まず、なつくのは母親。

当然、甘えるし、何かあったら母親、母親。

子どもは母親を求めるでしょう。

それに対して、母親も意識しなくても、

子どもを甘やかしたり、かばったり、できないと思うところをカバーしてあげようとする。

と思うの。

まだ、産んでないから、わからないけど。

----------------------

そんなとき、父親は他人行儀になってはいけないのではないか?

また、母親も子育て(子ども)を独占してはいけないのではないか?

と思っているんです。

わからなくてもいい、理解していなくてもいい、

とにかく、父親は、子どもに、いっぱい「言葉」をかけてあげたらいいと思っているんです。

オムツを取り替える時期は、いづれ終わりが来るけれど、

言葉をかける時期は、ずっと続く。

オムツを取り替えてくれてた人が、誰かわからなくても、

言葉をかけ続けてくれた人のことは、

子どもは憶えていると思う。

甘えたい対象の、母親がかけてくれる言葉だけでなく、

母親の次に出会う人物。

最初は、「あんた、誰よ」←父親・・・の言葉が、

いつしか、「父ちゃんやろ?」の確実なものになっていくと思っているんです。

----------------------

たまに見かける、母親だけが一方的に子どもに声をかけていて、

父親、知らんぷり。

父親、蚊帳の外。

のパターン。

それは、どちらかが悪いのではなく、

どちらも悪いような気がする。

そんな場では、どうしてだろう。

子どもの好き勝手な振る舞いが、どうしても目に付いてしまう。

必死な母親と、無関心な父親と、暴走する子ども。

そう、子育ては、母親だけがするものではない。

というのは、ここにあるのだ。

----------------------

先に出た、従兄弟のお話。

父親である彼の、愛嬌のあるおしゃべりな性格。

それが、自然と子どもたちに、かかる「言葉」となって、

その言葉が、子どもを育てているのだ。

父親の子育てっていうのは、

奥さん・母親のサポート役に徹することでもなく、

ただ単純に面倒をみることでもなく、

いっぱい・いっぱい、

言葉をかけてあげることなんだと思う。

----------------------

ぐるっと最初に戻って「ダース・ヴェイダー」の絵本。

スター・ウォーズの映画を知っている人は、

その親子のラストを知っているからこそ、

この絵本の、ダース・ヴェイダーが

面白くて・かわいくて・甲斐甲斐しくて

仕方がない。

4才のルークにしてみれば、

父ちゃんのダース・ヴェイダーから

「父と息子として共に銀河を支配するのだ!」

と言われたところで、さっぱり、わからない。

「そしたら、おやつくれる?」

って。

子どもが、わかっていようと理解していまいと、

父親は、いろいろなことを、子どもに話して聞かせてあげたらいいと思う。

そこで遠慮して、

「こんな話わからないかな?」

なんて思わないで。

----------------------

最後に悲しいお話も。

数年前に亡くなったワタクシの姉は、亡くなるギリギリまで、

「お父さんに、自分の言いたいことが言えなかった」

父親と、わかりあえないまま、亡くなってしまった人だった。

せっかく、二人の親がいるのに

一人の親、母親にしか、自分の言いたいことを言えない人のまま成長し、結局、亡くなってしまった。

世間でもある、なにか、悲しい事件の背景に

家族のあり方や、家族の問題が見え隠れしていたりする。

それは家族の問題だけではなく、

地域、社会、わたしたちを取り囲む全ての事や物が、関わってきて起こることなんだろうけど、

子どもと父親、

母親の次に出会う、最初はなんだかよくわからない大人、

とのコミュニケーションが

もっともっと、自然に、会話を通して成長できていければ

子ども、いや、わたしたちを取り囲む地域や社会は、

もっともっと、満ちてくるのではないだろうか。

----------------------

自分の思いを、自分の「言葉」で表現できる人は、強いと思う。

それは勝ち・負けの強さではなくて

自分を見出していく「強さ」だと思う。

がんばれ、チビ助。

今日のブログは、長かったな。

|

« 音楽・産休編 | トップページ | 産休→育休 »

日々のこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580207/58002365

この記事へのトラックバック一覧です: ダース・ヴェイダーという父親:

« 音楽・産休編 | トップページ | 産休→育休 »