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2012/09/23

手置き台

まず、タイトルからして、なんだろう。

と思われたかもしれない。

椅子でもない。

テーブルでもない。

「手置き台」

なんだろう。

それでいいんです。

それこそ、「オーダー家具」を作る店だからこそ。

だと思うんです。

どこにでも売っている物。

どこにでもある物。

それらは、どこででも入手できるのです。

しかし、どこにも無い物。

それは、どこで買えばいいんだろう。

そんなお客さまの、「困った」。

を、わたしたちは、かたちにしていきたいのです。

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こちらのお客さまは、まず、お電話をくださいました。

そのとき、実は、お話をいただいたわたしたちも

「わからなかった」のです。

サイズを教えていただいたのですが、

どう考えても、椅子としては座高がありすぎる。

かといって、テーブルというわけでもない。

「はて、なんだろう」

詳しい用途をお伺いしていなかったわけで

お客さまが現れるまで、

わからなかったのが、実の話しなのです。

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こちらが、実際にお作りした物。

椅子に見えるでしょう。

いや、違うんです。

タイトルにあるとおり、「手置き台」なんです。

正解は、 ←なんかクイズ番組みたいになってるぞ

「鍼灸院で使われている診療ベッドの高さに合わせた台」

診療ベッドの横に置いて、そこに腕をのせて使う台なのです。

たしかに、普通の家具屋さんには無い商品です。

また、医療器具にありがちな

味気なさであるとか、無機質な冷たさではなく、

もっと、あたたかみのある物を使いたい。

ということで、手づくりの「無垢家具」(※↓)を選んでくださったのです。

木のあたたかみ。

張り地も、ビニール地ではなく、

布にしました。

肌に触れて、やさしいからです。

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お客さまと出会うたびに、

それぞれのお客さまのニーズがあることを

わたしたち、作り手は知り、学びます。

そして、それが次につながっていくことも

わかります。

日々、毎日が、発見なのです。

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家具ちょこメモ・2

【無垢家具】

先日、あるお客さまと家具のお話しをしていたとき、

なんの気なしに、

「無垢家具がー・・・」

と、言っていた私に対し、

お客さまは、「むくかぐ?なあに、それ?」

の表情をされていました。

そのとき、はっ!! Σ(゚Д゚)ハッ!!!

としました。

そりゃあ、いきなり、「無垢家具」なんて言われても、なんだろう?

に、なってしまうよなあ。

と、反省。

そんなわけで、今回は【無垢家具】について書いてみました。

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まず、無垢材とは…

● 一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものの事

● 合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材

と、辞書にはあります。

つまり、木、そのもの。なんですね。

無垢材は、木本来の質感、風合いを損なうことなく、切り出された材なんです。

「無垢家具」とは、

そんな材を使って作った家具のことなんです。

(無垢家具!といっても、用途などに応じて合板の使用箇所もあります)

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いまのご時世、自然、天然、素のまま・・・

なんて言うと、おー!!良い物なんだー!!

と、ある一面だけ見て、評価しがちなのですが、

正直なところ、「天然」ゆえの特性も知っていただきたいのです。

無垢の木は生きています。

湿度によって水分を吸ったり吐いたり。

呼吸をし、伸びたり縮んだりします。

そんなわけで、

急激な湿度・温度の変化を伴う環境では、大きな反りや割れを引き起こすこともあります。

木の圧倒的な力、「自然がゆえに」の特性です。

自然、人間もそうですが、

一長一短なんです。

また、こんな無垢家具の風合い・質感を生かすために仕上げは

「オイル塗装」

になっているのですが、

この「オイル塗装」については、また次回。

長くなっちゃうからね。ブログが。

というわけで、家具ちょこメモでしたー。

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