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2012/07/04

かさねる額縁

何度も何度も慎重に、そして、丁寧に検討をかさねて下さったお客様の額縁。

飾るものに大切な思い入れがあるからこそ、額縁にも、こだわっておりました。

どこにでも売っているような額縁は、

どこでも便利なところで買えばいいと、わたしは思っています。

逆に、わたしは、どこにでも売っていない額縁を作る

「額縁屋」であると思っています。

だからこそ、こだわるお客様は、とことんこだわっていただきたい。

と思うのです。

Dscn1531

秋の個展にむけて、プリントゴッコで作ったポストカードの作品をおさめるための額縁のご依頼でした。

かたちは、正方形。

本来、額縁は、作品の比率で大きくなっていきます。

つまり、ポストカードの比率は、1 : 1.5の長方形なので、

そのまま、大きくすれば、ポストカードの比率の長方形の額縁になります。

もちろん、作品を囲う「マット」を使えば、比率はどうとでも変えられるのですが、

木の枠に、ぱくっとおさまる額縁。

そんなイメージを最初のメールのやりとりでいただいていたので、

マット無しの、正方形の、無駄な余分の無い、

額縁が出来ました。

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この額縁、裏にも、こだわりがあります。

個展・作品展というと、搬入や搬出が大変です。

作品の数が多くなればなるほど、

額縁の大きさや形状が、まちまちであるほど、

梱包に時間がかかります。

大きな梱包になるものを、いかに、小さく、まとめるか。

それもお客様のご希望でした。

で、ぴちっと重なる。

Dscn1534

そうすれば、梱包は限りなく小さくできます。

額縁がかさなるように、裏にくぼみをつけています。

Dscn1537

通常どおりに作っていたら、額縁をかさねることは難しいんです。

でも、お客様は、完成して、手にしたときのことまで、きちんと考えてらっしゃるんです。

その考えを、かたちにする。

自分ひとりでは、生まれてこない発想や考え方を

お客様と、ともに作り上げる。

まだ、この額縁の製作は続いています。

作品展が、たのしみです。

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作品・作品展の詳細は、

長谷祐史様のWEBサイト …→ こちらからどうぞ

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