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2012/05/09

シガー・ロス

先日、神戸で上映していた爆音映画祭で、「シガー・ロス」のライブをみてきた。

いつも、お店のこと。家具のこと。

ばかりなので、今回はワタクシの大好きな音楽の話をしようと思う。

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シガー・ロスとは、アイスランドの4人組のバンド。

凍てつく大地から生まれる音楽は、限りなく透明に近く清らかで、ときに、轟音ととも聴く者を圧倒する。

静寂と轟音。

それは、まさに、爆音で体感するにふさわしい音楽なのだ。

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長野に暮らしていたことがある。

神戸に越して来る前のことだ。

生まれ故郷の横浜もそう。長野もそう。

離れてみて、やっと実感するのが、その地の持っていた「よさ」である。

シガー・ロスを知ったのは、長野に居た頃のことだ。

真冬の誰もいない駐車場で、車を停め、そのなかでシガー・ロスを聴いた。

積もる雪が、夜中でも仄かに明るくて、そんな静寂の中で聴くシガー・ロスがうつくしくて震えた。

冷たい澄んだ空気は長野の地ならでは。

いま、同じようにシガー・ロスの音楽を体感することは難しくて。

だからこそ、長野に居た頃が貴重に思えてくる。

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音楽は自分にとって一部だ。

生活する、額縁を作る、考える。

そんな背景に在る。

もちろん、お店でも音楽は在る。

雰囲気がいいだけで選んだコンピ・アルバム、たとえば、「カフェ風」なんてものは、

かけた例がない。

というか、そんなアルバムは持っていない。

そのアルバムの背景に自分は存在していないからだ。

雰囲気が良いか悪いかで考えると、「シガー・ロス」は難しい位置にあると思う。

ときに、いきなり痛いほどの轟音が満ちる。

かと思えば、何も聴こえないほどの微音。

静寂が続いたりする。

でも、自分は、それを「majakka」の音楽として、店の空間に漂わせている。

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店の外の轟音。

車の往来、電車、踏み切り、クラクション、ブザー。

それらの音に掻き消されながらも、それでも、シガー・ロスを聴く。

たまに、無音のなかで、ただ向き合って聴きたいと思うときがある。

それは、たぶん、自分に戻っていくときなんだと思う。

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